リベール通信第3号

【速報】《リンデ号》失踪事件続報!
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

◆身代金要求届く!◆
 王国軍関係者が明かしたところによると、昨日グラ
ンセルの飛行船公社とリベール王家に、犯人グループ
からの犯行声明が届いた模様。声明の中で犯人は自ら
news3-1
捜査拠点のハーケン門
《カプア一家》と名乗り、乗客の
生命と引き換えに巨額の身代金(
一部情報によれば数千万ミラ)を
要求しているという。

◆空賊団《カプア一家》とは?◆
 主に帝国領内からボース地方にかけての空域で活動
していた空賊団。正確な規模は不明だが構成員20名
程度の小規模な犯罪集団だといわれている。

◆どうなる今後の捜査 協力関係が鍵◆
 事件の詳細が明らかになったことで、今後は人質救
出を第一とした捜査活動に重点が移る。対応の難しい
局面が増加することが予想され、ますます王国軍と遊
撃士協会の間の連携が問われることになる。ギルド関
係者の言葉を借りれば、両者の関係は「最悪ではない
が決して良くもない」という状態。これでは連携など
望むべくもない。ギルドに独自の調査を依頼している
ボース市長メイベル女史も、この状況を憂慮する者の
1人だ。「なわ張り争いをしている場合ではないので
す。両者とも大人になって頂かないと……」弱冠21歳
にして重責を担う女史の嘆き。関係者は真摯に受け止
めるべきだろう。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
news3-2  【技術】新鋭艦《アルセイユ》
        いよいよ大空へ!

  ツァイス中央工房で建造中だっ
 た高速巡洋艦《アルセイユ》(全
 長42アージュ)が、艤装を終え王
国軍親衛隊に引き渡された。近日中に試験飛行に向か
う。主導力機関の開発が遅れているため、基礎的な性
能評価だけが行われる見通しだ。

【文化】書評『実録・百日戦役』
 戦役の終結からちょうど10年となる本年。多くの
市民にとって惨事の記憶はまだ生々しく、過去を冷静
に振り返ることは難しい。本書は客観的な史料を丹念
に積み重ねることで、戦役の裏側にある真実を浮き彫
りにしていく。時宜を得た好著といえよう。

【リゾート】たまに行くならこんな宿
 ツァイス地方南部、共和国国境からも程近いエルモ
村の奥にその温泉宿《紅葉亭》はある。ひっそりとし
た東方風のたたずまいと、湯量の豊富な天然温泉に魅
せられ、遠方からのリピーターも多いという。
 美容に良いと評判の東方料理も楽しみだが、本誌イ
チオシはなんと言っても露天風呂。初めは抵抗がある
かもしれないが、1度なれてしまえばその開放感が病
みつきに。満天の星空を眺めながらの入浴は格別の趣
きだ。まずはしっかりタオルを巻いてトライして。