リベール通信第5号

【特集】リシャール大佐 独占インタビュー
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◆王国軍の新星、その実像に迫る◆
 国中を騒がせた《リンデ号》事件。世紀の大犯罪を
解決へと導いたのは、王国軍の新設部署である情報部
の的確な判断だった――今号は読者のご要望に応え、
情報部の創設者であるリシャール大佐への直撃インタ
ビューを掲載する。多忙な日程にも関わらず質問に答
えて下さった大佐に感謝したい。
news5-1   アラン・リシャール大佐プロフィール:
 1168年生まれ(34歳)、独身。
 士官学校卒、大佐。王国軍情報部司令。

◆情報部の設立は「時代の必然」◆
本誌:《リンデ号》事件ではお疲れ様でした。
リシャール大佐(以下、大佐):私たち士官は机の前
 に座っていただけですよ。本当の功労者は現場で捜
 索にあたった兵士たちだと思いますが?
本誌:ご説ごもっとも――では、さっそく最初の質問
 です。《百日戦役》ではどのような任務を?
大佐:作戦立案から実際の戦闘、通信連絡、物資調達
 に至るまで、あらゆることをやりました。
本誌:その時の戦訓が情報部新設の動機ですか?
大佐:いえ、部の設立は時代の必然なのです。導力技
 術が発展し物事の動きは速くなった。我々もそれに
 呼応し変化しただけです。

◆王国軍には「質的な転換が必要」◆
本誌:将来、王国軍はどうあるべきでしょうか?
大佐:士官が語るべき内容ではありませんが、個人的
 な意見を述べるなら―――王国軍はより強固な組織
 に生まれ変わる必要があると思います。
本誌:軍備増強の必要があるということですか?
大佐:いえ、そうではありません。量の拡充でなく、
 質の転換が必要なのです。組織、装備、すべての面
 における質的な転換が―――。
本誌:(ここで時間)ありがとうございました。

◆記者の印象◆
 率直で気さくな人柄―――リシャール大佐の人物像
は、世間に流布する「エリート」のイメージとは似て
も似つかない。情報部設立の手際を見て分かる通り、
ただ頭が切れるだけの人物ではなく、政治的な手腕に
も長けている。王国軍に現れた新星、その動向は今後
ますます世間の注目を集めそうだ。

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【文化】学園祭迫る ジェニス王立学園
 学び舎のにぎわう季節がやってきた。今年もまもな
くジェニス王立学園で学園祭が開催される。展示発表
や各種の模擬店のほか、恒例の生徒たちによる演劇も
予定されている。熱演を期待しよう。

【文化】遺跡探訪 〜ルーアン地方エア=レッテン〜
news5-2   断崖に突き出た水道橋から、流
 れ下ってきた湖水が滝となってほ
 とばしる――――エア=レッテン
 の奇観には見る者を圧する迫力が
ある。中世の遺跡とされる水道橋だが、導力器もない
時代にどうやって建設したのだろうか。興味は尽きる
ことがない。現在、遺跡の内部は関所として利用され
ている。旅行者用の宿泊施設もあるので、ルーアン観
光のついでに古代のロマンに触れてみるのはいかがだ
ろうか。

【速報】孤児院が全焼
 昨日未明、ルーアン地方にあるマーシア孤児院から
出火、同施設は全焼した。院長をはじめ施設で生活し
ていた子供たちに怪我はなかった。遊撃士協会現地支
部が出火原因の調査にあたっている。