□□□  パラメータの公式  □□□


◇用語の定義
ここで使用される「記録値」「特性係数」「表示値」などの用語の定義はシステム内部解析をご覧ください。


◆モンスターパラメータに関する「特性係数」(実効値と補正率)

実効値の定義

まず始めに以下のように定義される「実効値」という概念を導入する。
ATT,DEF,MAG (実効値)=(記録値)x(特性係数)
AGI(実効値)=(記録値)±(補正値)

この実効値は算出時、整数位で切り捨てて一時データ内部に保管される。(従来の「有効値」x5となる)
そして実際の表示値は (表示値)=(実効値)/ 5 で一律に割られ、再び整数位で切り捨てられる。


【ATT,DEF,MAG】

記録値上限は2499であり、特性係数を記録値に掛けることによりステータスとして表示される値(表示値)が変動することが知られている。表示値499の場合、特性係数は 16/80=16/(16x5)=(16/16)/5=0.2000 となる。表示値が特性係数により687まで計算上、上昇する場合があるがゲーム上では表示値は499以上にはならない(マイナス補正により499となる)。
特性係数は、n/80と表され、nが11〜22と12段階ある。
すなわち、n=16 を基準に再構成するとレベルによって変わる補正率をAとして、A = −5 〜 +6 であり、公式は

実効値 = 記録値 x 特性係数            特性係数=(16+A)/16
表示値 = 実効値 ÷ 5

と表される。


【AGI】

AGIに関しては、調査DATAを比較すると、Lv4の分だけずらすと一致するものが多く見受けられる。
補正率 A = −5 〜 +6

実効値 = 記録値 +(4xA)
表示値 = 実効値 ÷ 5

詳しくは、[解析データ] の「特性係数」「Limit0」「係数補正率」、[CLASS別データ]を参照。
※ これらの参考資料は Excelデータです。ご覧になるには Microsoft Excelが必要です。


◆記録値と成長率の関係(「整数位で切捨て」の問題)

すべてのパラメータ(HP,MP,ATT,DEF,MAG,AGI)において、Lv=Nとして
記録値 = (Lv1) + 成長率 x (N − 1)
   (Lv1)と(成長率=凵jは各CLASSで異なる。
   成長率= として取りうる値は 1, 1.25, 2, 2.25, 3, 3.25, 4 (AGIは全キャラ 1)

詳しくは、[解析データ]の特性係数、[Class別データ]、[HP・MP解析データ]参照。

また、捕獲時のLvまで加味した記録値公式は、以下のようになります。
(N=TargetLv、A=捕獲Lv)

記録値 = (Lv1) + 成長率 x (A − 1) + 成長率整数部 x (N − A)
記録値は算出後整数位で切り捨て。


◆捕獲したモンスターが、理想のパラメータに成長しないことについて

仲間モンスターのパラメータが、天然のモンスターおよびマザークレアの館でのクラスチェンジ時・予測パラメータ(理想のパラメータ)と異なることがある。
その理由は、成長率=凾フ「〜.25」部分にあり、これが、理想のパラメータと捕獲モンスターパラメータとの差異を生んでいる元凶。上で述べたように、 成長率=凵@に基づく記録値の算出過程で「整数位で切捨て」の処理があるため。つまり、

 LvUP時に(新記録値)=(前記録値)+(成長率)

の演算が行われるが、(記録値)は整数で保管されるため、その度に〜.25の部分が切り捨てられてしまう!
ヂークExp分配 で一気にLvUPしても、例:Lv150→Lv1000でも、単に (1Lvup)x850 をしているだけなので、毎回「〜.25」を切られているので、結局は、「整数位で切捨て」問題は避けられない。
この差異は意外に大きく、+Lv4で記録値1(HP,MP)、+Lv20で表示値に1の差を生み、最終的にはLv1000までにおよそ、HP,MPで250、その他の表示値で50の差が出ることになります。


◆「モンスター図鑑」記載のステータスにはズレがあることについて

「モンスター図鑑」では (記録値)÷5 でステータスが記述されており、その関係で記載上のステータスにズレがあります。「特性係数」をかけてない段階の値なので、参考にはなるが、うのみにしないよう注意。

キラードッグ系に属するパンディットについて。
キラードッグ Lv1の MPは5だが(パンディットは MP 8)、これはパンディットのみ、MP +3の修正がかかっていると考えます。
また、ケルベロス(Lv255)の移動力が6のわけはなく、跳Lv3が移動力に加算されていないので、ご注意を。

詳しくは、[CLASS別Data] 参照。

◆メインキャラのパラメーター
モンスター調査と同様の方法で、メインキャラについても公式を割り出せます。成長整数部は既にFAQ(パーティ編成)にあります。メインキャラの成長予測であればFAQの内容で十分算出できるので、この公式はAMGの最終戦最終組のステータスを予想する程度でしょうか。

むしろ、メインキャラの追加特殊能力Lv、投・受・反・跳の到達Lvなどのほうが有用性が高いと思います。ARC1参入組も含めて、低いLvでも特殊能力等の習得Lvが、予測可能です。各キャラのシート(EXCELのData)の下のほうにこれらの記述があります。

さらに詳しい説明と資料についてはトップページの『特殊調査』にある「モンスターパラメータ公式解析論」をご覧ください。


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